その専門家とその世界

2019.10.11 (金)

 私の扱っているお金は数千万円から数万円の範疇であって、億単位、兆単位のお金は扱ったことがありません。勿論数千万円のお金を扱うというのは半年から一年ぐらいの長中期的な予算であり、実際にひと月に使うお金は数十万円から数百万といったところです。派遣さんの支払いで数百万になってしまうこともあるし、その他の諸々の運用費で数十万。ハード機器や専門書、交通費などなど、特に大きな金額ではないです。仕事上のインシデントや機会損失において月に60万を超えた場合は役員への報告義務があるのですが、逆にいうと60万円以下の場合は特に報告は不要といった感覚だ。なんらかの手続きの行き違いやシステムの不具合で60万程度の損失はちょこちょこ起こり得るのです。勿論、理由がわからないまま、あるいは偶然に数百万が売上としてたってしまうというものと込みなわけですが。月のお小遣い1000円を大切に使う子供とは金額の大きさは雲泥の差ですが、実際は感覚的には自分が大金を動かしているとは全く思わないし、数億円を稼ぐには数百万の投資は特に何か思うところがないのです。
 ある事物に対してコントロールや管理ができるといった場合、それらが量的にどんなものであろうと平常心であり、むしろ退屈です。反対に自分の知らない事・者・物・場所・時間に関して僕らはそれなりの緊張感を強いられることになるというわけです。